コーチング・アイディア

大きな問題にぶち当たったとき、折れる人、進化する人

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from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス

 

こんにちは、菊池です。

新型コロナウィルスの影響で、世間は自粛ムード。

 

イベント中止や買い占めのニュースを見ていると、3.11のときを思い出します。

しかも今回は世界規模で、ある意味3.11よりも大きな転換期な感じもしますね。

 

コロナウィルスそのものというより、そこから派生する問題が厄介。

人によってはライフスタイルを大きく変えなければ……という方も多くなるでしょうね。

 

で、そんなときに顕著に表れるのが、やっぱり心理的な影響です。

 

世間は自粛ムードで暗く、気分転換しようにもイベント施設もやってない、しかも仕事も減って内に閉じこもるようになり……と、どんどん気分が落ち込んできたりします。

重症化していくと、何をするにも「この先どうなるか」と不安や心配が先走って、また気分が落ち込んで……の無限ループ。

 

たしかに事態は深刻です。

 

ただ、そんな状況でも(この非常事態に鈍感な人はべつとしてwww)前向きに発想し、行動できる人がいるのも事実。

これは今回の件に限らず、不安に囚われて動けなくなりそうなときに、どうしたら前向きに行動できるか、コツがありそうです。

 

問題ではなく解決にフォーカスする

まずはここから。

「コロナがこわい、売上が下がった、お金がなくなる……」と問題ばかりにフォーカスしていると、不安に一直線です^^;

 

問題は問題として認識しつつ、原因ばかり考えて囚われずに「解決策」や「どうなったらいいか」を考えてみましょう。

 

例えば、飲食店で「お客が来ない」と嘆いていても、やっぱり来ないわけで(苦笑)

それを「コロナのせいだ!」「自粛なんて言い出したヤツのせいだ!」と原因や問題を探して叩いても、そんな店主の姿を見て益々お客さんの足は遠のきますし、ましてや「せっかく軌道に乗り出したのに、おれはいつもこうだ!寸前でうまくいかないんだ!」と過去をほじくり返しても、やっぱりお客さんは来ません^^;

 

だとしたら、問題ではなく「どう解決できるか」にフォーカスを当てましょう。

 

アフターコロナを想像して、何を学んだか

そして、いわゆる「アフターコロナ」になった未来を想像してみます。

 

住んでいる場所、仕事、人間関係、財産、色々と想定以上の影響を受けているかもしれないし、どうなったらいいかと想像したことが叶っていることもあるかもしれない。

その中には「(少なくとも表面的には)ポジティブ」とは言えないことも多いかもしれないし、もしかしたら「ビフォーコロナ」の日常に戻りたいと、そう感じる瞬間もあるのかもしれません。

 

でも、戻らない。

みんな共通して「アフターコロナ」の未来を生きるわけです。

 

だとしたら、起きた出来事の表面をなぞって疲弊していくのではなく、深い意味で「今回の騒動を経たことで、何を学んだか?」と想像してみます。

ミクロ、マクロ、それぞれの視点からです。

 

例えば、マクロで言えば「世界で共通の問題意識を持つことで、世界意識が強まった」ということもあるかもしれない。

「世界の意識が変わったからといって自分には関係ない」と思うかもしれませんが、僕たちは例外なくシステムの一部として生きてるわけですから、少なからずその影響は受けていくわけですし、大きな流れとして意識の動きを察知していくのも、より豊かに生きていくのには必要ですよね。

 

ミクロでは「自分のライフスタイルや、周りの人を守る方法について深く考えるキッカケになった」のかもしれない。

実際、僕の場合は3.11をキッカケに、今住んでいるところへの移住だけでなく、どんな生き方をしたいかを真剣に考えました。

 

物心持って3.11を生き残った人たちなら、大きな出来事があってもそこから学ぶことはできると分かっているはずです。

 

その学んだ未来から今に意味をつける

アフターコロナを生き、学んだ未来の自分がいるとしたら……という発想で、未来の自分を想像してみてください。

その未来の自分から今の自分を見たとき、すごく不安がっているように見えるかもしれないし、何か行動したいと奮起しているように見えるかもしれない。

 

そんな自分はどんなプロセスの途中で、未来の自分から見ると何か助言をしたくなるのか、あるいは「そのままでいい」と励ましの声をかけたくなるのか。

 

例えば、もしアフターコロナで「ライフスタイルを見直した」のだとしたら、もしかしたら今は「自分の人生にとって本当に大切なことは何か?」を深くじっくりと考えるタイミングなのかもしれないし、そのキッカケとして有効に使うことができるはず。

 

そうやって「今」の中に「肯定的な意味」を見出すことができます。

 

そこから発想すると、今何をすべきか、どういう心境で過ごすべきか、何をしてはいけないか……etc. がよく分かるようになります。

そうすると、最初にお話した「どう解決できるか」がより明確になるだけでなく、今はどういう機会なのかも前向きに発想できるはずです。

 

「強制パラダイムシフト」と「本質」

自分の中にある常識や信念、価値観が大きく書き換わることを「パラダイムシフト」と呼びますが、まさしく今はその時なのではないでしょうか?

いつまでも「変わりたいけど、変われない」と言っている人でさえ、変わらざるをえないような、それほどの事態です。

 

そこでも尚「でもやっぱり変われない」のか「適応していく、順応していく」のかで、存在感として、大きく差がつきそうな予感ですね。

もちろんそれに優劣はありませんが、自分がどちらを選択したいか、ある意味では強制的に迫られているような状況かもしれません。

 

こういう状況の時には強制的に「断捨離」も行われていったりするので、余計なものはこのタイミングでサヨウナラできるチャンスでもあります。

 

一方、ビフォーコロナ・アフターコロナで、一貫して変わらない信念や価値観もあるかもしれません。

それがあなたにとって勇気づけになるものなら、それはあなたの「本質」と言っても良いものなのかも。

 

これは前提として、あくまで「ボーッとしてたらアフターコロナまで生き残った」という、ある意味で強運な人への言葉ではありません。

真剣に今この状況と向き合い、色々な選択をした上で生き残ったときに残るもの、それが「本質」かもしれないという意味です。

 

いずれにしても、恐らくもうしばらく拡大し、混乱していく状況の中で、どう前向きに発想を転換し、行動に移していくか。

その人間としての器をより豊かにするチャンスなのかもしれません。

 

あなたが前向きにでいるだけで、救われる周りの人がいるはずです。

 

心のケアを大事にしながら、今この時間を過ごしましょう。

 

 

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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)

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