コーチング・アイディア

人間関係がうまくいく方法は感情コントロールではなく「チョイス」

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from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス

 

こんにちは、菊池です。

 

つい「ムカッ」と来て、思わず「ゴルァァァァァァ(#゚Д゚)ノ」と怒ってしまったり「モウシラン(((o(`・∧・´)o)))」とヘソを曲げてしまったりすること、ありませんか?

 

僕はあります(`・ω・´)シャキーン

 

こんにちは、いま急に絵文字にハマりだした菊池です。

(そしてもう飽きました。笑)

 

 

カッとなってしまう、投げ出してしまう、諦めてしまう、落ち込んでしまう……etc

僕たちには、たくさんの感情がありますよね。

 

ついその感情でいっぱいになってしまうと、思ってもいないようなことを人に言ってしまったり、やってしまったり。

「そんなつもりじゃなかったのに……」となってしまうこともありますよね。

 

 

だから、その感情たちを

「どうしたらコントロールできますか?」

というご質問をよくいただきます。

 

 

ご自身がかなり感情的になりやすいとか、あるいは感情を「出せない」という方にとっては、とても重要ですよね。

 

で、ご質問に対する回答で、まず結論から言いますと、

大事なのは「コントロール」ではなくて「チョイス」です、といつもお伝えしています。

 

そのことについて詳しくお話しする前に……

 

そもそも感情は自然なこと

まず前提として、感情を出すことは悪いことではないんですね。

むしろ、感情を出したいときに出せるのが「羨ましい!」と思う方もいらっしゃるのでは?

 

それでも、怒るのは悪いことだとか、悲しむのは弱いからだとか言って「感情的な自分を変えたい。怒りや悲しみを制御できるようになりたい」と思っているかもしれません。

 

ただ、それができるとしたら、ロボットですね(笑)

感情が湧くのはとても自然なこと。でも、どうして感情が湧くのでしょう?

 

なぜ咄嗟に感情が出てしまうのか?

怒るにしても悲しむにしても、その感情には必ず理由があります。

そして多くの場合は、相手に伝えたい、分かってほしい、あるいは自分を守りたい、突き詰めればそういう「善かれ」と思ってのものです。

 

手段の一つとして、感情が出るわけですね。

言い方を変えれば、感情には「意図」があるということです。

 

僕たちは多くの場合、この「意図」を満たしたくて、反応で感情的なコミュニケーションを試みます。

 

「反応」というのは、まるで「越後!」と言われた瞬間に「製菓!」と言ってしまうくらい(僕だけ?)

自分でも気がつかないくらい瞬時に、そして無意識に、その物事に対して感情的に応答してしまうことです。

 

 

ちなみに、さっき「感情を感じなくなったらそれはロボット」と言いましたが、常に反応だけで生きてしまうのもまた、ロボットです。

ボタンを押されたら音を出さずにはいられない……みたいなね(笑)

 

感情の出し方が分からなくなる

余談ですが、感情をしまいすぎる(抑制しすぎる)と、感情の出し方を忘れたりします。

あるいは、特定の感情をあまりにも感じすぎて(例えば親しい人が亡くなって、あまりにも悲しみすぎて、もう悲しみを感じたくなくて抑制する)出さないようにする場合もありますね。

 

それから、例えば「最高潮に怒る」ということをしたことがないような方も、一体自分がどうなってしまうのかを恐れて、その感情を出さないようにする場合も多々あります。

お酒と同じで、どこまで行ったらダメなのか、どこまでは帰ってこれるのか、という境界線を知っておくことはとても重要です。

 

「反応」に気づけば選択ができる

感情コントロールを、例えば怒りや悲しみが「出ないようにする」とか「引っ込める」みたいなニュアンスだとします。

 

それでいうと、感情は「物事に対する意味付け(これは良いこと・悪いこと、みたいな判断)」次第で変わるので、その意味付けを変えるか、その意味づけをしたくなる価値観を変えれば、感情もあっさりと変わります。が、これはちょっと技術のいる方法です。

感情を引っ込めるのも、引っ込めたものはどこか違うところで出っ張ってくるので、あまりオススメできません。

 

なので誰でもすぐに出来る方法として、まずは自分が感情的に「反応しているんだと気づく」ことから始めます。

 

例えば、誰かから「イラッ」とすることを言われたとします。

反応で生きていると、その直後に「怒り」があなたを支配して、行動を起こします。

 

で、大体その「怒りで支配された行動」によって、ごちゃっとするわけですね。

 

 

なので、まず反応してしまう前に「あ、私は今、反応しそうになってる」と一呼吸置きながら考えます。

そして、その感情の意図について考えてみましょう。

 

例えば「強く言い返すことで、自分を守りたい」のだとします。

 

意図は「自分を守ること」だとしたら、怒りに支配されたままの自分から抜け出して、その意図を満たせそうな他の方法を探すんです。

例えば、怒りではなく冷静に「今のは傷つくから、他の言い方をしてもらえない?」と伝えるとかですね。

 

これが選択。

感情に自分が支配されるのではなく、自分が感情をチョイスするのです。

 

チョイスなら、感情を出しても大丈夫

よく「怒っちゃダメ」とか、特定の感情を出すことを禁止するような表現があります。

たしかに、率先して怒っても良いことはあまりなさそうですし、身体にも悪そうです。

 

でも、普通に日常生活生きてて、感情を出しちゃダメってことはないですよね^^;

 

だからこそ前述の通り、怒りに支配されてそのまま怒るのではなく、感情の意図に立ち戻ったときに怒りを「選んで」「使う」ことが適当そうだなと思ったら、感情ではなくあなたが主体となって、怒りの感情を使ってみてください。

「怒りに任せて……」ではなく、怒りを使って、表現してみる感覚です。

 

よく、舞台俳優さんとか、ダンサーの方とかが、怒りを「表現」したりするじゃないですか?

本人は本当に怒ってるわけじゃない(怒ってるテンションにはなるんでしょうけど)けど、怒りを使ってるわけですよね。

そんな感覚と似ているかもしれません。

 

反応に気づく方法

じゃあ実際どうしたら自分が反応しているかどうかに気付けるか、方法が必要ですよね。

大体、反応って無意識のうちに一瞬でするものですから、普段から意識していないと、あっという間に反応に支配されます。

 

なので、日常から何気なくできることがとても役立つのですが、それは「呼吸」です。

 

何でもないいつもの自分と、怒ってるときの自分、悲しいときの自分……etc

比べてみると、呼吸をする姿勢、場所、深さ、長さ、色々と全く違うことに気がつくと思います。

 

そこで、何でもない「いつもの自分の呼吸」もしくは「リラックスしている自分の呼吸」を覚えておくと良いです。

 

そして普段からその呼吸を「意識的」にします。

短い時間で良いんです。1分とか。

 

で、感情が乱れてるな、乱れそうだな、と思ったらその呼吸を思い出すだけ。

 

これだけで、ずいぶんと支配の割合は減りますし、支配されていなければそれだけ人間関係にも工夫ができます。

だからこそ、呼吸一つで人間関係が(もちろん自分自身との関係も)良質に変わるわけですね^^

 

まず呼吸。そこから始める

では、この記事を読み終わったら早速、呼吸に意識を向けてみてくださいね。

周りにあるものが見えなくなる、音が聞こえなくなる、それくらい呼吸に集中すると、とてもリラックスできるはずです!

 

あなたは今、どんな呼吸をしていますか?

 

 

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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)

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