コーチング・アイディア

どんな目標設定でもOK?コーチングで実現可能なチェックリスト5つ

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from 湘南・茅ヶ崎の自宅オフィス

 

こんにちは、菊池です。

 

目標設定なら何でもありか?

「コーチングって、叶えたいことを実現できるようなサポートをするんですよね?

 じゃあ、クライアントがどんな目標を立てたとしても、それを応援するんですか?

 それに、すごく難しい目標を立てたら、どうするんですか?」

コーチングを学んでいる方から、こんなご質問をいただきました。

 

地に足ついた現実的な質問ですよね。

こういうの大好きです^^

 

まず、結論「設定するのは自由。ただし……」

結論からいえば、クライアントがどんな目標を立てようが自由です。

ただし、コーチとして応援できるか迷ったら、まず価値観とコミットメントのチェックをしましょう。

 

例えば、極端な話、クライアントが「人を傷つけたい」とか「普通の会社員から、1年後に内閣総理大臣になりたい」みたいな、かなり公序良俗に反したり、難しい目標を立てたとします。

 

このとき、コーチとして

  1. その目標をクライアントが達成したときに、一緒に喜べるか?
  2. 達成に向けて、コーチとしてコミットメントできるか?
  3. 達成に向けて、クライアントがコミットメントできるか?

この3つをチェックしてみて、すべてに「YES」ができたら、コーチングしても良いと思います。

 

設定したものは必ず実現可能か?

環境・行動・能力のチェック

当然、応援しても、100%必ず達成できるかは分かりません。

でも「どのレベルで達成できなかったのか」は、クライアントと共有すると良いです。

 

例えば、ウチの息子が1歳3ヶ月くらいだった頃、ストライダーという乗り物を買いました。

※ペダルが付いていない、足で蹴って乗る子ども用の自転車です。

 

当時、息子は足で蹴るどころか、サドルに座ると足が地面に届かない状態でした。

これでは乗りたい気持ちがあっても、乗れる「能力」がないですよね。

 

でも、子どもならそのうち背が伸びて、足も地面に着くようになります。

そうしたら、近い将来、乗れるようにはなるでしょう。

 

でも、そもそも親がストライダーを与えなかったら?(環境面)

与えても、子どもが興味を持たなかったら?(行動面)

 

色んなレベルで達成の可能性が変わります。

 

これを「環境・行動・能力のレベル」と呼びましょう。

この図を「下から上に向かって」順にチェックしていくと良いです。

 

例えば「稼げるyoutuberになりたい」と思ったとしたら、動画を撮れる「環境」が必要ですよね。

環境があっても動画を撮ってアップする「行動」が伴わなかったら、もちろんダメ。

行動しても、稼げるyoutuberになる「能力」がなかったり、身につかなかったら、叶いません。

 

逆にいえば、環境も行動も能力も、達成に相応しいだけあれば達成確率は上がるわけです。

 

特に、狭義のコーチング(例えばスポーツのコーチ)では、この3要素を扱います。

選手の能力を上げる環境を整え、行動を促すというふうに分けて考えると良いですね。

 

3つの要素があっても叶わない理由

環境も整ってるし、行動もしてるし、能力もあるはず。

なのに目標達成がなかなか出来ない……。

 

そういうときには、さらに2つの要素について考えてみましょう。

 

1つは、その目標は「自分の信じていること、大切にしていることと一致しているか?」

もう1つは、その目標は「自分が叶えるに相応しいと感じているか?」です。

ここは、環境や行動、能力などの「意識できる領域」と違い、普段は考えもしないし気づきもしない「無意識の領域」です。

 

無意識は、意識の情報処理能力の25万倍(諸説あります)と言われていて、僕たちの日常のほぼ全ては、無意識で過ごしています。

ということは、達成に向けてどんなに意識で頑張っても、無意識で達成を拒否していたら、圧倒的に拒否する力の方が強いわけです。

 

例えば、youtuberになりたいと口では言っていても、実は心の中で「有名になりたくない、人前に出たくない」という気持ちがあったり、自分はそれに相応しくないと感じていたら、無意識に拒否するという感じですね。

 

でも、無意識は、自分で気づけないから無意識なのです。

だからこそ、僕たちは無意識についての理解を深める必要があります。

 

達成したい目標に対して、それを無意識的に本当に望んでいるか?

それをチェックできる方法を知っているか、知っていないか、それだけで大きく成果は変わるでしょう。

 

難しい目標を設定したとき

クライアントが、客観的に見てかなり難しい目標を設定することもあります。

(難しいかどうかをコーチの主観で判断するのは、NG。客観性が必要。)

 

その時、もちろん、目標を適切に調整をするのも良いと思いますが、一旦コミットメントを聴いてみましょう。

 

どのくらい、その目標に対してコミットメントがあるのか?

目標に対して、今どのくらい必要なリソースがあるのか、ないのか?

具体的にどのくらいの期間で、どのくらいの成果を期待しているのか?

 

質問できることは様々ありますので、コーチ側の「難しいんじゃないかな、、、それ、、、」という気持ちは一旦脇に置いて、クライアントの思考や感情の整理をサポートしましょう^^

 

それでも難しいと感じる目標ならば、ステップを作ってみて、まずはこれを達成して、次にこれをして、次に、、、、とプランを組むのも良いかもしれません。

 

まとめ

繰り返しますが、クライアントがどんな目標を設定しようが、それは自由です。

あとは、それをコーチとしてサポートすることに、コーチがコミットできるかどうか。

 

感情的・技術的に、できないならば、できないとハッキリ伝えた方が良いです。

サポートする気がないとか、サポートできないのがクライアントにもそのうち伝わって、悪評としても残ります。

 

だからこそ、自分自身はどんな分野のコーチができるのか、何はできないのか、を明確にしましょう。

 

そして、環境⇒行動⇒能力⇒信念・価値観⇒自己認識の順番で、クライアントが行き詰るポイントも見てあげましょう。

 

最後に。

これはそもそもの話ですが、基本的にクライアントが「やりたい!」と夢中になれるテーマかどうかは、大事です。

 

「やらなきゃ!頑張らなきゃ!」と自分を奮い立たせないと取り組めないことは、もちろんたくさんあると思いますが、それらは「モチベーション」に大きく影響されたりしますので、達成確率が高いかというと、そうでもありません。

もちろん、行動力や持続力がある方なら、べつですけどね。

 

だからこそ、コーチ側が勝手にゴールを調整すると「やりたい!」が薄まったりしますので、クライアントを尊重するところから始めましょう。

 

 

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ブログ筆者:Be Coaching 株式会社
代表取締役 菊池 達郎(きくち たつお)

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